視能訓練士のやりがいについて
視能訓練士の仕事の中で最もやりがいを感じる瞬間は、「患者やその家族に喜んでもらった時」である。
特に高齢の患者だと、「今まで見えていた物が見えなくなったことによる不安」と「体が老いていくことに対するストレス」を感じていることが多く、拡大読書器などの視覚補助具の使用に抵抗を示すことが多い。
また、視覚補助具を使いこなすためには、日常的に練習を行う必要があるが、それらを使いながらの状態でも、「見たい物が見られる」ということは幸せといえる。
不安と苦労の時期を脱した患者の笑顔は、何物にも代えがたいだろう。
さらに、弱視や斜視の改善の場合、患者本人より家族の喜びのほうが強いことが多い。
晴眼者の視力水準には届かなくても、「子供が、今まで気付けなかった物に気付けるようになった」という状態になった時は、喜びもひとしおである。
また、検査業務は一見単調だが、いろんな人と接することができ、何度も顔を合わせるうちに親しくなれることもある。